オーストラリアビールガイドのブログ。
本日ご紹介するビールはこちらとなります。
ジャカジャン!!!
オーストラリア国内大人気のブランド「トゥーイーズ」からトゥーイーズニューホワイトスタッグ(Tooheys New White Stag)の紹介。
本日もオーストラリアのビール紹介いきたいと思います。
前回紹介したビール「トゥーイーズニュー」の兄弟ビールにあたるトゥーイーズニューホワイトスタッグはオーストラリアのニューサウスウェールズ州と呼ばれる州において絶大な人気を誇る「トゥーイーズ」シリーズの中の1つになります。
このトゥーイーズがどの様なブランドか、又はトゥーイーズニューがどの様なビールかは
・オーストラリアビールガイド トゥーイーズブルワリー
・オーストラリアビールガイド トゥーイーズニュー
・オーストラリアビールガイドのブログ トゥーイーズニュー
等を参考にしていただくとしまして今回も醸造所等の紹介はすっ飛ばしてビールの紹介いってしまいたいと思います。
まず今回紹介する「ホワイトスタッグ」についてですが、スタッグとは鹿のこと、そしてそれがホワイトなのだから白いシカ、白鹿とでもいいましょうか。
そんな名前が付いたビール。
兄貴分「ニュー」の糖質オフ的な位置づけとして開発されました。
旨さはそのままに、しかし糖質、カロリーともにオフ。体にやさしいビールとなりました。
アルコール度数はニューより若干下がった4.4%。フルストレングス、フルフレーバー、ラガータイプのビールです。
つまりは普段我々が日本で飲むタイプのビールと製法はそれほど大きく変わらないことになります。
では例によりましてビール瓶の外から見た目の紹介へと移り、そして試飲と進んでいきたいと思います。
ボトル正面。
例によって赤いバックに「TOOHEYS」の文字。
りりしいホワイトスタッグの絵がが主張する。そして青バックに「WHITE STAG」の文字。
その下には「REFRESHING LOW CARB」の文字が。
リフレッシングで低糖質の意味。
いつ見てもトゥーイーズのデザインはカッコいい。
ボトル裏面。
なにやら英語がごちゃごちゃ書いてある。
ちょっと見にくいがアルコール度数は「4.4%」、「スタンダードドリンク」は1.2と記載されている。
さらに通常のビールより糖質を3分の1まで抑えたといった説明書きがある。
ほほー。そりゃ結構なことじゃないかね。
しかし、味まで3分の1に削ってもらっちゃ困るよ、トゥーイーズさん!
そこのところわかっていただいておりますよね!!
なんてツッコミを入れてみる。
ビンの上部から王冠を見るとこんな感じだ。
トゥーイーズニューと全く同じ。
こちらの瓶もニューを始めその他のオーストラリアビールと同様ひねれば栓が抜けるようになっている。
栓抜き不要。
栓を開封した所でビールをグラスへ注ぐ。
美しいペールゴールデンカラー。
トゥーイーズニューに比べてごくわずか薄い色をしている。
グラスへは少しビールを叩きつけるよう激しめに注ぎ、泡で蓋の役目をさせる。
ちょっと落ち着いてきたところで上から再度撮影してみた。
クリーミーとはいかないが大きな気泡の間には細かい泡が並ぶ。
よしよし。すこし落ち着いてきた所で香りから表現していきたい。
「クンクン。ス~~~~ッ(鼻から息を吸い込む音)。」
???。
ん~、もう一回。
「クンクン。ス~~~~ッ(鼻から息を吸い込む音)。」
「・・・・・・・・。」
あんまり香りが立ちのぼらない。
というのが正直な感想。
まぁ、かなり冷たい目に冷やしたしなぁ。
冷やしすぎたかな。。うん。。
それでも薄いながらもほどよい麦の香が。
そしてちょっと有機溶剤的な香りが。有機溶剤といってもクサイものではない。単に私の表現力が乏しいだけ。
いい意味で取られていただきたいです。ちょっとツンと鼻にくる香り。スキン!とくるアルコール感なのかなこれは。
「グビっ!ズビズビズビ、、、。ごっくん。。。スーン(鼻から息を抜く音)。」
「・・・・・・?」
もう一回飲む。ちょっと多めに
「グビグビグビグビ、、、。」
「・・・・・・・・。。。」
ん~。何じゃこれ。
冷たくて味のない炭酸的液体がグワーッと喉を通り過ぎていった。
めちゃくちゃ悪い言い方をすればこんな感じだ。
薄いぞ。味が。
薄いというか、味がない!
いや、こんなはずじゃないだろきっと。
ん~、やっぱり冷やし過ぎかなぁ。。。
とりあえず頑張っていいところを一個一個ひろって紹介していこう。
まず(ポジティブに捉えると)非常に飲みやすいと言える(悪い意味で水みたいだ)。
クセがない(味がない)。
酸味もない(味もない)。
とてもドライ。ドライすぎる(味がなさすぎる)。
口に入れても若干有機溶剤的な味わいがある。(いい意味の有機溶剤ね。←ってなんじゃそれ。)
加えて、鉄、ヨウ素のミネラル感がある。
苦味はあるにはあるが心地良いホップのそれではなく、ん~なんだろ、ヤバい苦味。そんな印象です。
フルボディーと言いながら飲み終わりにフワーっと追っかけてくるものもあまりありません。
残念です。
炭酸は少なめ口当たりは良くスィーっと口に入っていきます。
非常に玄人向けというのかマニアック向けというのか。
ビールのプロがいれば是非飲んで感想を聞きたいなぁなんて思えてきます。
そんなビール。
強いて言えばめちゃくちゃ脂っこいものを食べた時、真夏の超絶に暑い日、バーベキューなんかする日にキンキンに冷やして喉越しでゴクゴクいけばなんとか飲める。
はっきり言おう。まずいぜぃ!
これはもはや味わって飲むものではない。
感じるのだ。感じて浴びるのだ。
オーストラリアの心意気を浴びるのだァ~~~!!
そんなビールだなこりゃ。
とここまで言いたい放題言ってしまうと「トゥーイーズ」さんから営業妨害だとお叱りを受けそう(?)。
あくまで素人の個人的な感想なのですが、本当にお叱りが来たらこの記事を削除します。
しかしここに1点補足と約束を。
おそらくこのビールは古いのだと思う。
そして保存状態が悪かったに違いない。
そうだ、これはボトルショップ(オーストラリアの酒屋のこと)が悪いに決まっているのである!
そーだそーだ。実際は絶対もっとおいしいに決まっている!
そんなわけで、このビールは再度飲んでレビューすることをここに約束します。
来年にはなってしまいますがオーストラリアへは度々仕事その他で出かけますので必ず実行致します。
次はオーストラリアで飲んでみたいと思います。
別のボトルショップでそれぞれ買ってみてそれを飲み比べてみる。
その時に再度どの様な印象を受けたか紹介していきたい。
リベンジです。
それまでトゥーイーズさん苦情は待っていただいてもよろしいでしょうか。
(もしくは新鮮なホワイトスタッグを当方まで送って下さい。テヘ。)
最後に1点いいところを。
このレビューを書くにホワイトスタッグを飲みながらメモを取っていましたが。
気がついたら全て飲みきっていました。
イェィ!
ありがとうトゥーイーズホワイトスタッグ。
これからもホワイトスタッグ!