オーストラリアビールガイドのブログ。
本日紹介するビールはこちら。
ジャカジャン!!
ヤッホー・ブルーイングさんのよなよなエール。
いやー、ついにきてしまいました、このよなよなエールを紹介する日が。
実は以前、こちらのブログですでによなよなエールは紹介させていただいているのですが、そちらはこの缶ビールではなくて名古屋駅にあるお店で生(正しくはビアサーバーから注ぐタイプのこと)を頂いた時の紹介でした。
正しくテイスティングというよりは、どちらかというと雰囲気と共にお酒を楽しんだという要素も入っており、ブログの内容も日記っぽくお送りしていました。
なので本日はもう少しカチッとした形で、私ビール太郎が全力でテイスティングを行いレポートしていきたいと思います。
このよなよなエール、大手ビールメーカーではなくてやはりマイクロブルワリーという言い方になってしまいますでしょうか、それでもビール好きな方々ではその存在を知らないものはいないくらい、「超」をつけてもいいくらいのメジャーなマイクロブルワリー、、ヤッホーブルーイングさんにて醸造されております。
長野県に本拠地を置きに国内のみならず海外でも有名なビール品評会で数々の賞を何年にもわたり何度も受賞。
特に世界3大ビール品評会、インターナショナルビアコンペティションで8年連続金賞を受賞というのはまさに歴史に残る記録。
今後もこの勢いはおとろえることはないでしょう。
そんなすごすぎるビール会社様ですから私ごときがやいのやいのとビールや会社を批評するのもおこがましいことではあります。
と低姿勢を見せたところで(笑)、少しずつビールの話に切り込んでいきたいと思います。
本日紹介するのはこのヤッホーブルーイングさんの中でも特に有名な商品。
「よなよなエール」です。
名前が示す通りアメリカンペールエールというスタイルに分類されます。
ご存じの方も多いと思いますが「エール」は上面発酵でつくられ、その特徴を(誤解をおそれず日本人視点で)一言でいうならばとにかくフルーティーと言うことに尽きるでしょう。
実際はそうでないものもあるのですが特に日本国内で口にするペールエールは顕著だと思います。
苦味や色合いは強かったり弱かったり、濃かったり薄かったりでここは各社の味付けが光るところとなるかと思います。
ではいいかげん前置きはこれくらいにして、本日紹介するよなよなエールその外観から迫っていきたいと思います。
よなよなエール正面。
しかし本当に素敵なデザインだ。この色使いってこのビールのイメージにすごくあってる気がする。
名前も素敵ですが、ビールのパッケージも驚くほど素晴らしい。ビールの質のみならずこういうところのこだわりにも関心させられます。
いや、きっとこういったトータルでのできを含めて今の地位が確立されているのでしょう。
横はこんな感じ。
日本ではよくみる一般的な注意書がある。
ほかのウェブサイトなんかでも突っ込みがありましたがなんとバーコードは「4747(ヨナヨナ)」から始まる!
反対側。
アルコール度数は5.5%。なかなかの度合いを見せる。
沈殿物があっても品質に問題なしの表記がある。
裏側。
よなよなエールの説明や飲むに当たっての注意事項がある。
ちょこっとだけゆるめの表現がまた素敵。
世界3大ビール品評会、インターナショナルビアコンペティションで8年連続金賞を受賞の表記が。
それではテイスティングに移っていこうではないですか。
よなよなエールは少し高めの温度、13度位で飲んでいただくことが推奨されております。
今回のビールは冷蔵庫でキンキンに冷えていたためまずはダラダラと写真を撮影、その間に少し温度を上げていきます。
缶が汗を書いてきた頃にそっと缶を倒し、ゆっくりコロコロと転がし液体をかくはん。
そしてグラスに注いだのでした。
コポコポコポ~っと。
おー。
いい色合いだぁ~。
やや濃いめのゴールドカラー、わずかながら赤側に近づけたような色合い。
じゃっかんの濁りがあるではないか。
うまそうだ。
上からみるとこんな感じ。
やっぱり表面に浮く泡はどうしても荒くなりがち。
どうしてもキメの細かい泡を希望する場合は表面の泡をスプーンですくってすてる。そして再度泡を作るためにビールをさらに注ぐなどとする必要がある。
下の方の泡はしっかりときめ細かい。
いい泡だ。
まずは香りから。
「クンクン。ス~~~~ッ(鼻から息を吸い込む音)。」
ぐはっっ!!!
これこそがこのよなよなエールの特徴である柑橘系の香り。
しかし単調ではなくとても複雑。これは俗にいう芳香族化合物でしょ。
しっかりした最高のエールだということが香りからもよくわかる。
あとはまろやかかつ甘酸っぱいサトルキャンディーセントがあるかなぁ。
飲んでみます。
「グビっ!ズビズビズビ、、、。ごっくん。。。スーン(鼻から息を 抜く音)。」
ん~。
しりみます。わかりやすく言いますと、
ウメーーーー!!
・・・・。
失礼しました。
ボキャブラリーが貧相で言葉が出ません。
まずは甘味系のジューシーは味わいが口を支配。
同時に焼きミカンの皮とでも言いましょうか。
香ばしいというのとは少し違うなと思いつつとそんな表現を使いたくなってしまいます。
たちのぼる風味は半端ないです。
最初のアタックでは苦味は感じないものの後からカリッとした苦味が追いかけてきます。
フィニッシュも爽やかさと苦味が同居した感じ。
甘酸っぱい優しさを付け加えてくれます。
ただエール感が強烈過ぎかという必ずしもとそうではないと思います。
オーストラリアのビールではもっと深く強烈なものがいくらでも存在します。でもこのよなよなエールはこれが良いと感じます。
最高に絶妙のバランス。
なんでも強すぎれば良いというものでもないですしね。
香りは相当に個性的。
そんなよなよなエールとヤッホーブルーイングさんが大好きです!
今回のビールテイスティングではウマすぎてこてんぱんにやられた感じがいたしました。
とても嬉し美味しかったです。
ありがとうよなよなエール!
これからもよなよなエール!