オーストラリアビールガイドのブログ。
本日紹介するビールはこちら。
ジャカジャン!!
寒菊銘醸さんのオーシャンビール ヴァイツェン。
本日のビールは千葉県に本社を構える酒造メーカー、寒菊銘醸(かんきくめいじょう)さんがつくる地ビール「オーシャン」シリーズの1つ、ヴァイツェンの紹介です。
何を隠そうこのわたくし、太郎は上面発行ビールではこのヴァイツェンが一番好きなのです。
もちろんペールエールやスタウトなんかも大好きなのですが、ヴァイツェンは日本国内だとどちらかというとレアな部類に入りありがたみが感じられるからというのも1つの理由でもあります。
で、本日はオーシャンのヴァイツェン。期待せずにはいられません。
ちなみに「ヴァイツェンってなに?」といわれる方はウィキペディアさんの「白ビール」の項目等を参考になさってくださいませ。
千葉県は酒作りの歴史が古く17世紀にはすでにいくつもの酒造メーカーが存在し、江戸、明治時代には房総を中心として200件を越えるまでになったという。
こちらの寒菊銘醸さんの創業は明治16年。ビール作りは平成9年の開始だそうです。
公式ホームページの言葉を借りますと、
「”大量生産によって画一化されたビールの味とはひと味違うビール を”それが当社の地ビールづくりの原点です。」
とのこと。
クラフトビールを醸造するという意気込みが感じられます。
ホップはザーツホップ、また酵母にはヴァイツェンシュテフアン研究所のものを使用するという気合いの入れようです。
(もちろん私はそのヴァイツェンシュテフアン研究所という名前は初めて聞きました(笑))
原材料はドイツのビール純粋令にのっとり麦芽・ホップ・酵母・水だけを使用。
水は清酒仕込水を使用しています。
ヴァイツェンの他には「味のペールエール」、「喉越しのピルス ナー」、「どっしり旨口のスタウト」が存在します。ちなみにバイツェン、寒菊銘醸さんでは「香りのヴァイツェン」と表現されております。
ここまで聞いてみるとこのビール、ウマイに決まってるでしょ。
もう、説明はいいから早く飲みたいよ。
というわけで本日紹介のオーシャンビールヴァイツェン。
その外観から迫っていきたいと思います。
柔らかなカーキ色とでも言うのでしょうか、を基調としておりソフトな味の印象を受けます。
真ん中は葛飾北斎風の波が青いろで描かれており「九十九里オーシャンビール」の文字が。
ラベル内、上の方にはなんと!イルカちゃんがいるではないか!
いいねぇ、いいねぇ。早くのみたい。
横はこんな感じ。
小麦を原材料としているヴァイツェンだとある。
アルコール度数は5%。
反対側。
酵母が生きていますよ~、濁っていても品質に問題ないですよ~。と書かれている。
了解です。
栓はこんな感じ。
白地に青で「寒菊」の文字が。
シンプルだがメチャカッコイイ。最高のセンスだと感じます。
それではビールをグラスに注いでいきたいと思います。
コポコポコポ~っと。
ほっほ~。こうきましたか~。
やや濃いめのゴールドカラー。
濁りは思った程ではないがいい感じであります。
沈殿物が水中に程よくちりばめられた感じがあり、みるからに旨そうです。
上からみるとこんな感じ。
表面上の荒い泡はさておき、非常に滑らかな泡が印象的である。
よい。
ではまず香りからいきます。 「クンクン。ス~~~~ッ(鼻から息を吸い込む音)。」
ほほーっ。
ヴァイツェンのいい香りが漂ってきますよぉ~。
メチャメチャコテコテな感じではなく比較的スッキリとした印象。
麦芽とホップが程よく融合した香りではっきりと別れているわけではない。そんな感じです。
若干酸味を思わせる香りも混ざっています。
では飲んでみます。
「グビっ!ズビズビズビ、、、。ごっくん。。。スーン(鼻から息を 抜く音)。」
おぉ~。うっまうま~い!
このヴァイツェン。軽くてスッキリしています。
薄いのではなくて本当にのみやすサラサラ感。どっしりコク深くて冬にゆっくりやるのとは対極。
ヴァイツェンというとどうしても構えてそれだけを慈しむかのように飲みたくなってしまいますか(それは大袈裟か、、)、このバイツェンはもっと気軽にガブガブ飲める。
そういうヴァイツェンです。
非常に香りが高く、最初に受けた印象の通り麦芽とホップの融合が程よくどちらの旨味もしっかりと感じられます。最初に麦芽、続いてホップ香という具合にやってきます。
バナナと、そして強いパインの香りが印象的。
苦味は最後に軽~くやって来ます。緩やかでとても優しい。これもすごくウマイ。
また後味として軽い酸味がありますが決して酸っぱいというわけではありません。
一口飲み始めれば最後まで一気にグイグイ行ってしまう。
そう言う軽い味わいに、手軽なビールといった印象か。
地ビールといっても決して気取ることなくもっと手軽にとって購入すれば良い。
そういう新しい地ビールのスタイルを感じた一品であり私、ビール太郎は大好きな味わいでした。
残念なのはここ名古屋ではなかなか手に入れられないことでしょうか。
機会があれば他の種類も含めて絶対にまた飲みたい。
そんな素敵な思い出をくれた寒菊銘醸さんのオーシャンビール ヴァイツェンに感謝せずにはいられません。
また1つ大好きな酒造メーカーさんとビールができました。
ありがとう寒菊銘醸さんのオーシャンビール ヴァイツェン!
これからも寒菊銘醸さんのオーシャンビール ヴァイツェン!