2017年キリン秋味 ファイナル!

2017年キリン秋味

オーストラリアビールガイドのブログ
本日紹介するビールはこちら。
ジャカジャン!!
2017年度版「キリン 秋味」

わたし「オーストラリアビール太郎」は無類のKIRIN 秋味好き。
秋味に対する思い入れは相当なものが有ります。

通常秋味は8月の中頃から発売が始まり、規定量売り切ったらそのままその年の販売は終了となるわけです。
毎年10月、11月頃にはほとんど店頭で見かけることはなくなり翌年まで待つしかなくなるわけです。

ところが今年の12月に近所のイオンに行ったらデッドストックだと思うのですが2017年、今年の秋味の残りを発見!
大急ぎで購入。
少し前に「オーストラリアビールガイドのブログ復活!! キリン 秋味 2017」にて秋味を紹介下ばかりですが名残惜しいため再度、ここでその味わいを紹介したいと思います。
今一度テイスティングを行えばまた味わいは異なるかもしれません。

ではいつも通り外観から製品へと迫っていきたいと思います。

2017年キリン秋味

秋味正面。いつ見ても美しいデザイン。

2017年キリン秋味

横。アルコール度数は6%。非常に高い。

2017年キリン秋味

反対のよこ。

2017年キリン秋味

裏。正面、裏の違いは無いと思われるどちらも同じデザイン。

2017年キリン秋味

はい、ぐわーーーーっと、勢い良く注ぐ。

2017年キリン秋味

注いで落ち着いた状態。
やや濃い目、美しく澄んだ色合い。

2017年キリン秋味

泡は非常に滑らかかつこんもりと盛り上がりかつナチュラルな感じが出ててとてもうまそう。
また液体をたちのぼる泡は大きめのものがボコッ、ボコッと現れる。
その一方で細かい泡がちらちらちらちらと無限にショーアップ。
そのさまはまるで12月の寒い夜、雪が地面から空の雲の中へ、本来降るべき方向とは逆向きへ吸い込まれていくよう。
強めの炭酸なのではないかと期待させる。

ではテイスティングの前に香りを。

「クンクン。ス~~~~ッ(鼻から息を吸い込む音)。」(秋味2017を香る)

おぉ。
甘い麦芽の香りの裏に優しいホップのヒントが。
前回の秋味レビューを読み返してみても麦芽麦芽しているかと思えばそうではないとの記述。
今回も受ける印象は同じ。自分の受ける印象が毎回同じで安定していると感じられるのはなんだか嬉しいことだ。

話を戻して。
秋味は麦芽1.3本分とあるとおり、麦芽感が非常に強いのではとの先入観がありますが、どっこいスッキリ爽やかなホップの香りも持ち合わせているのです。
とは言えやはりホップはやや弱め、時おり見せる蜜を思わせるジューシーな甘み香が印象的。
香りだけでもやっぱり秋味。いいぜということを毎回思い知らされます。

では飲みます!
いざ乾杯!!

2017年キリン秋味

「グビっ!ズビズビズビ、、、。ごっくん。。。スーン(鼻から息を 抜く音)。」

う。。。。やっぱりいつ飲んでも、、、、

超絶うめーーーーーー!!!!!

うめーよぉ~~。。。。おおお。(泣いてる)

これー、前は気づかなったけど副原料、米・コーン・スターチ、が使われているのにこの濃さ。そして濃いだけではなくスッキリ飲ませる。
このバランス。。何だろ。1.3本分の濃い麦芽の味わいと副原料を使った爽やかさ。このいいところがものすごく引き出されている。
すげーとしか言いようがない。ほんとにすげーうまい。
ホップはやっぱりやや弱め。でもこれは秋味はこうあるべきだと狙っての味だと思う。最初の香りで受けた印象がそのまま味に反映された。そんな出来栄え。

重くて、甘くて、濃い。そんな三拍子が揃った旨みがたっぷり、エールや華やかなビールにあるような柑橘系草原感などは一切なし。
図太いビール感で勝負している。ビールの王道を行く味わい。

アルコールは6%もあるのにアルコール臭さは全くない。
酸味や嫌な苦味、第三のビールにあるような臭い甘さも一切ない。
ピュアクリーンの非常に洗礼された味。
また特に最初に一口なのだがフルフルボディーのボディー感がぐわぁああああ!!!っと来る。
SF映画にあるような、宇宙で巨大な戦艦が迫ってくるみたい。
苦味は飲み始めも飲み終わりもボディーに近しい濃いーものがドドッと来る。苦味だけでもボディーを感じられる。そんな勢いだ。

キンキンに冷やして喉越しでガンガン飲んでしまうのは絶対にもったいない。
抽出された味わいをゆっくりと味わいたいとても大切なビール。

非常に強い旨味のため本ビールだけでもすごく楽しめるのですが、食事と合わせるのはどうだろうかと考えた。
白身の刺し身などではビールが絶対に勝ってしまうのでちょっともったいないでしょう。
ですから味わいの濃いもの、ビーフシチューやステーキ、揚げ物などがぴったりではないでしょうか。

副原料ありでここまでのボディーと味わいを実現した2017年版の秋味。
何度飲んでもその素晴らしさに脱帽です。
2018年はどんなワクワクを届けてくれるのでしょうか。今から待ち遠しいです。

これにて2017年版のKIRIN秋味は飲み納め。心から感謝です。ありがとう!

ありがとうキリン秋味2017!!
これからもキリン秋味2017!!

2017年キリン秋味

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