エールの時代がくる?
私くしこと「オーストラリアビール太郎」は無類のビール好きです。
それゆえ日頃からデパート、スーパー、コンビニ等へ寄る際は必ずと言っていいほどお酒のコーナーを見て回ります。
特にコンビニにおいては仕事中であっても必ず冷蔵庫にてビールの品揃えをチェック致します。
(あ、お茶とか買うついでですから、サボりと思わず、、、。たまたまお酒コーナーが目に入っただけ、ということでございます。。。)
で、コンビニなんかはやはりどこのお店も一辺倒であまり面白みの無い品揃えということが多いのですが、時々はキラリ!と光る品揃え、陳列を見せるお店も有ります。
そういうところはわざわざ遠回りでも立ち寄ったります。
ちなみに、私にスーパーやコンビニのお酒コーナーの商品選定、陳列等やらせて頂ければ売上がかなり上がるのじゃないかと思うくらい、私には強いこだわりがありますし、素人へももうちょっとしっかり充実させてほしいと思わせてしまうお店にはもっと頑張ってほしいと思います。
ちなみに、お酒のコーナーは酒好きの方が担当した方がいいと思うのは私だけでしょうか。
と、思わず熱くなってしまいしたが、それはさておき、本日は「エールの時代がくるのではないか?」というお話です。
このブログ内でも色んな所に書いたりしていると思いますが「エール」というのはビールの種類の一つであります。
ビールには非常に多くの種類が存在するのですが、とりあえず大きく2つに分類することが出来ます。
それは、
下面発酵タイプのラガー
と、
上面発酵タイプのエール
でございます。
で、このラガーとエールの中でまた細かくいろいろ分類があったりするということになります。
詳しくはこちら「オーストラリアビールガイド ビールの種類」のページに詳しく記載がありますので参考になさってくださいませ。
http://www.oz-beer.com/basic/types.html
で、とりあえず私、オーストラリアビール太郎が考えるラガーとエールの違いを誤解を恐れず一言でまとめると次のようになります。
キンキンに冷やしてノドゴシでグバグバっと勢い良く飲んで「ぷはーー!うめーーー!!」とするのがラガー。(普段我々が飲むビールはほぼ全てラガーと思って間違いありません。)
メチャンコ香りが高くてスッキリして後味にしっかりした苦味があるのがエール。
となります。
エールは本来高めの温度で熟成され飲むときも同じくやや高めの温度で飲んだほうが香りが開いて良い等と言われますが、我々日本人はガッツリ冷やして飲んでも十分にウマイです。
さてなぜエールの時代が来るのではないかと感じるかというと、最近「限定醸造」という形で各酒造メーカーがビールを出したりするのですがその多くに「エール」が存在するということや、また定番品でも「エール」が少しずつ増えてきているためです。「よなよなエール」といった製品や「銀河高原ビール※1」という醸造所などは定番品の仲間入りと言っていいのではないでしょうか。
(※1 2015.07月現在 定番品として銀河高原ビールで醸造されている「ヴァイツェン」「小麦のビール」「ペールエール」のなどは上面発酵ビールです。)
また、1990年代頃一時期、地ビールブームが有りましたがそういったいっときのブームとは違い、現在ではマイクロブルワリー(少数生産のこだわりを見せる醸造所)の位置づけがビール好きの間でしっかりと認知されるようになり、そういったところには必ずエールがおいてあったりして、世の人々が「なんだかいつも飲んでる同じようなビールばかりじゃなく、香りが高かったり甘かったり、香ばしいいろいろなビールがある。」ということに気付き始めた。と考えているからです。
オーストラリアでは酒文化の成熟によりアルコール飲料に対する多様化が進んだ。
かつてビールシェアの50%と支配的な地位を誇ったビクトリアビター(通称VB(ブイビー))はシェアを約3割までに落とし、またシェア1位を他のビールに奪われるといったこともあった。(現在では1位、2位を行ったり来たりしています)
これと同じように日本でもラガー(商品「キリンラガー」ではなく、下面発酵ビールと言う意味)のシェアが大きくエールに奪われていくなんてことになれば面白いと思います。
私にとってエールは特別な時に飲むものとしています。
仕事がめちゃくちゃ疲れた日のご褒美、どこかへお出かけした際の贅沢、何かを成し遂げた時のお祝いなどです。
これはやはり自分にとってエールがまだ特別な存在であると言うことと、エールは沢山飲まれていないため値段がやはりまだ高いためです。
いつの日かコンビニでも、居酒屋でもエールが定番品で並ぶ日が来ればいいのになぁと考えております。
ところでここに幾つか最近目についたエールを紹介してみたいと思います。
スマホでの撮影のためサラッと流していく程度とします。。
1.
まずはプレミアム・モルツの「香るプレミアム」です。
以前は限定醸造でしたが、人気があるからだと思いますが定番品へ格上げしました。
これ上面発酵なんですね。
最初飲んだ時通常のプレモルより更に香り上げてきたなぁ~と思いましたがエールになっていたとは知りませんでした。
(通常のプレモルは下面発酵です)
色合いも普通のビールっぽい淡い色合いですが、味わいは十分ですね。
カンパーイ。
2.
次、最近飲んだ限定醸造品、しかもコンビニでの販売のみですが、あまりの旨さに驚きました。
SAPPOROの「魅惑の黄金エール 百人のキセキ」です。
アルコール飲料7%でガツーンと来る味わい。暑い日にコンビニでたまたま見つけたので手に取り、そのまま一気飲み。
ビールの色合い等見れませんでしたがとてもバランスの良いエールだと感じました。
3.
次。これまたSAPPOROのゴールデンベルグ。
なんと第3のビールとでもいいましょうか、新ジャンルでエールです。
ついに新ジャンルにもエールの波が押し寄せてきたのかっ!と、嬉し恐ろしくなる一品です。
嫌な臭みもなく、香り高く甘みも有りました。
エールというだけでありがたい。
新ジャンル中では自分にとっての定番品に格上げしたいくらいでしたが、こちらも限定醸造。
残念。
4.
その他では、
・エビス 香り華やぐエール
【引用元】
http://www.sapporobeer.jp/product/yebisu/kaorihanayagu/
(サッポロビール様上記URLより借用させて頂いております。
画像引用不可でしたらご指摘下さい直ぐに削除させていただきます)
や、
サントリーのクラフトセレクトシリーズ
直近ですと下の2種類が販売されておりました。
いずれもエールですね。
【引用元】
http://www.suntory.co.jp/beer/craftselect/
(サントリー様上記URLより借用させて頂いております。画像引用不可でしたらご指摘下さい直ぐに削除させていただきます)
これからもまだまだ暑い夏。
熱いエールにエールを送ります!
(オッサン)
ありがとう日本のエールビール!!
これからも日本エールビール!!