オーストラリアビールガイドのブログ復活!! キリン 秋味 2017

オーストラリアビールガイドのブログ
本日紹介するビールはこちら。
ジャカジャン!!

キリン秋味 2017年バージョンです。

キリン秋味 2017

オーストラリアビールガイドのブログ復活します!!

本ブログに最後に記事を掲載したのが2015年7月29日。
それから2年以上の歳月を経て、今オーストラリアビールガイドのブログ、ここに復活宣言致します!
更新が滞っていた理由は色々あるのですがそのあたりは省かせて頂いてっと。

また復活にあたり以前はアメブロに掲載していた記事をすべて引っ越し。
新たに

https://oz-beer.blog22.net/

というドメインを取得して自前のブログを立ち上げ。
今後はこちらに展開していくようにいたしました。
ちなみに本家「オーストラリアビールガイド」も現在サーバー引っ越し中のためそれが完了次第、同じく復活する予定でいます。

さて、復活第一弾ということで本来ならばオーストラリアのビールを紹介し、勢い付けたいといったころですが、私ビール太郎のこだわりで幾つかどうしても紹介したい国産ビールが有りましてそれらを紹介の後またオーストラリアビールの紹介に行きたいと考えております。

まずはこちら、キリンの秋味でございます。

なぜこれを復活の最初に持ってきたかというと皆様御存知の通り、こちら「秋味」は秋限定のビール。2017年10月22日現在、スーパーやコンビニではもはや全く見つけられず大型の酒屋で僅かに残っているのを見かけるくらいとなってしまいました。
早く紹介しないと旬を逃してしまう(すでにのがしているか!)。
そんな思いがこちらを復活第一弾に選んだ理由となります。

さて、こちらの「キリン秋味」、今年で27年目を迎えるということでビール好きにはもはや説明不要の秋定番商品でしょうから細かいうんちくは無しにします。
ただ、メーカーであるキリンさんの言葉をお借りして概要だけ説明いたしますと

・麦芽たっぷり通常ビールの1.3本分
・デコクション糖化法
・アルコール分6%
・副原料を適度に使用した爽快感と飲みやすさ

とのことです。
麦芽が多いとかアルコール分6%と言うのは有名な話ですがこの「デコクション糖化法」と言うのは気になりますね。
「デコクション糖化法」、詳細は省きますが概ね以下のようなイメージです。

デコクション糖化法

ビール醸造の際に麦芽のデンプンを糖に分解しますが、その工程方法の1つ。
デコクション糖化法を使うとまろやかさやコクが出やすい。もう1つの有名な方法「インフュージョン糖化法」に比べ手間(エネルギーも)がかかる。

と言うものです。まぁ、こだわって仕込んでるんだな程度の認識で良いでしょう。

また最近は麦芽とホップのみで作られたビールこそ至上だ!みたいな風潮が無いことも否めませんがこちらは副原料を使用していることをあえて表現してます。
ちなみに副原料として、米・コーン・スターチ、が使用されてます。

だめだ、この段階でもはや前置きが長過ぎる・・・。

すいません試飲に入る前に私、オーストラリアビール太郎の「秋味」に持つ意見です。

私、ビール太郎が持つ秋味のイメージ

毎年私はこの秋味をとても楽しみにしてまして、秋味シーズンはこれしか飲まなくなる。それくらい大好きです。
理由は何と言ってもとても濃いその味わい。
最近流行りのエール※のように香りを全面に押し出したものではなく、昔から持つ日本のビールをまるで煮詰めたかのように凝縮させた濃い味わい、これが大好きです。
毎年「秋味」を通年の定番商品にすればいいのに~と感じます。
とにかく私にとって大大大好きなビール。

さて、2017年版の秋味はどんな感じなのかその姿に迫っていきたいと思います。

※上面発酵と呼ばれる製法で作られたビール。花が咲いたかのような素晴らしい香りが特徴。

キリン 秋味 2017外観

キリン秋味正面。今年のパッケージも素晴らしいですね。
「麦芽たっぷり1.3本分」と「ALC. 6%」に目がつきます。

キリン秋味 2017

裏面はこんな感じ。
正面とまったく変わってません。パッケージに裏表の概念は無いということでしょうか。

キリン秋味 2017

横。
原材料や住所などが書かれている。
副原料に米・コーン・スターチが使われているのは前述の通りですが、副原料有りのビールもそれはそれでまた美味い。

キリン秋味 2017

反対側の横。

キリン秋味 2017

プルタブはこんな感じ。
まぁ普通。

キリン秋味 2017

注いでみます。
泡が蓋の役目を果たしてくれるよう、やや激しめにっっと。

キリン秋味 2017

入れ終わってやや落ち着かせる。
早く飲みたい・・・・。
とてもよいイエローカラー。薄くなく濃くなくと言ったところ。
若干濁って見えるのはグラスがすでに汗をかいてしまったため。
液体からはとても小さくて細かい泡が繰り返し立ち上る。
しっかりとした炭酸感がうかがえる。

キリン秋味 2017

泡はきめが細かく蓋の役目をしっかりと果たしてくれそう。
しかしダラダラとメモを取っていたら細かい泡は消え失せポコポコと粗い泡だけが残る状態へと変化しておりました。

キリン秋味 2017

キリン 秋味 2017試飲

では試飲と移ります。
まずは香りから。
「クンクン。ス~~~~ッ(鼻から息を吸い込む音)。」
麦芽が全面に押し出されあとからホップの香りが「スーッ」とついてくる。
ただもっと麦芽麦芽してるかと思いきや意外に柔らかな甘い香りがして軽いジューシー感がうかがえる。
ただし、エールやプレモルのような花が咲いた香りではありません。
柑橘系、バナナ、土、海そういった香りも一切ありません。
ピュアかつ新鮮な良きビールの香りです。

ではいざテイスティング。
いただきます。かんぱーい!

キリン秋味 2017

「グビっ!ズビズビズビ、、、。ごっくん。。。スーン(鼻から息を 抜く音)。」

ぐはっ。
ち、ちくしょー、うめ~よ。濃い~よ。
第一印象。とにかく濃くて旨い。

しろうとか!えぇ、素人です。

何だろ、まぁ、とにかく濃いわけです。
しかしこの濃さいわゆる黒ビールだとかの麦芽焙煎系残さではなく、またエールのような強い苦味でもなく本当に麦芽1.3本分。通常のラガービールを1.3倍凝縮したような、そんな濃さがある。
まさにフルフルボディー。どっしりきて麦芽で飲ませる。
香りで軽く感じたホップ的甘さなどは無く、まさに麦芽感。苦味は最初から最後の飲みくちまで程よくマイルドで強いという印象はありません。
しかし弱いという感じが一切しないのはやはりこの麦芽に後押しされてのことでしょう。

そして後味もとてもよい。
飲み終わりに鼻からスーッと抜ける太い香りがぐぐッっとこれまたボディー感を後押し。
アルコール感は強くなく、雑味も全くない、旨味がどんどん押し寄せてきてどれだけでも飲めてしまう。やっぱり最後も麦芽パワーが全開で口の中に残ります。

炭酸は思ったほど強くなく優しい感じ。
ただこれはやや強く冷やしすぎたからかもしれません。

なんか思ったことをバババッと書いてしまいましたがこんな感じです。

まとめるとめちゃくちゃ濃くて旨いが雑味など無いピュアな味。

こんなところです。
間違いなく日本の料理にバッチリ合いますが、味わいが強いだけに濃い目の料理に合わせても問題ありません。

私は料理に合わせてしまうのがややもったいなく秋味だけをガンガン飲んでしまいました。

毎年毎年この秋味にはお世話になりますし、私ビール太郎が本当に大好きなビール。

この「オーストラリアビールガイドのブログ」復活にふさわしい商品選定となりました。
これからもまた本ブログをよろしくお願いいたします。

ありがとうキリン秋味2017!!
これからもキリン秋味2017!!

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