最も旨い新ジャンル(第3のビール) 麦とホップ 「魅惑のホップセッション」vs 「夏空のホップセッション」

麦とホップ 「魅惑のホップセッション」vs 「夏空のホップセッション」

オーストラリアビールガイドのブログ
本日紹介するビールはこちら。
ジャカジャン!!

サッポロ 麦とホップ 魅惑のホップセッション
サッポロ 麦とホップ 夏空のホップセッション

の飲み比べです。

これらの商品「魅惑の~」が2017年5月に、「真夏の~」が2017年7月に発売されました。
ということで今更の説明はものすごく遅れていてしかも2017年11月現在、上記2商品はもはやどのお店でも見つけることはできません。

にも関わらずあえてこちらで紹介するのは大げさなタイトルの通り私が飲んできた新ジャンル(第3のビール)市場の中で最も旨い2製品だと感じたからです。
そして様々なブログやオンラインショップのレビューを見て回りましたがやはり評価が非常に高く多くのビール愛飲者の心を捉えているようです。

私はここに断言します。
サッポロさんは、来年にもこれらに続く同様のシリーズ製品を限定販売するはずだ!!

仮にしなかったとするとサッポロさんの商品企画担当さんは相当ア●である。
だって売れば絶対バカ売れする新ジャンルですよ。(理由は単純に旨いから。)
会社の売上に大きく貢献できるものを販売しないはずはないし、販売しないのならやはり●ホとしか言いようがないです。(汚い表現ですみません)
いや、でも最近のサッポロさんは攻めてるからなぁ・・・・。
伝説として残す、このような選択も無くもないか・・・。

まぁいいか、そこにはめちゃくちゃ旨かったのだから私はまた飲みたいという期待が込められているわけです。

さてそんな私のどうでも良い勝手な思いを語ったところでこれら2商品にクローズアップしていきたいと思います。

まずは商品の簡単な説明から。

サッポロ 麦とホップ 魅惑のホップセッション(写真左)

麦とホップ 「魅惑のホップセッション」vs 「夏空のホップセッション」

詳細は以下URLにある通り
http://www.sapporobeer.jp/news_release/0000021577/index.html

『初夏にふさわしい新しい味わいを求め、近年人気が高まっているセッションIPAのスタイルを参考に、2つのフレーバーホップ「モザイク」と「カスケード」をブレンドすることで、クリアで清冽な苦みと、驚くほどフルーティーな香りを引き出しました。』

とのこと。
モザイクもカスケードも非常に強烈な風味を持つホップ
前者はフルーティかつトロピカルな草原香、フローラル香が特徴でIPA(インディアペールエール)に使用されます。
後者はグレープフルーツの香りが特徴でエール、IPAによく利用されます。
一般的に我々が日本で飲むビールより驚くほど香りが出ると考えていただくといいでしょう。

つぎに

サッポロ 麦とホップ 夏空のホップセッション(上写真右側)

http://www.sapporobeer.jp/news_release/0000021612/index.html

です。こちらは

『柑橘のように香るホップ「シトラ」と、フルーティーな香りのホップ「カスケード」の2つのフレーバーホップによる驚くほど瑞々しい香りと爽やかな苦味を感じる、暑い夏にぴったりの飲み心地をお楽しみいただけます。』

とある。

なるほど後継品は「シトラ」と「カスケード」と来たわけだ。
このシトラも強烈なグレープフルーツを始めとする強烈な柑橘系かつ力強い苦味が特徴。

「魅惑の~」はトロピカルかつグレープフルーツ。
「真夏の~」はグレープフルーツにグレープフルーツときた。

ん~。攻めてる。

では外観からこのビールにさらに迫っていきます。

麦とホップ 「魅惑のホップセッション」vs 「夏空のホップセッション」

上で貼った写真を再掲載。
色使いがとても夏っぽくて良い。デザインはどちらも非常に似ており、遅れて黄色い缶の「真夏の~」が新発売されたときに「魅惑の~」との違いに気付かず買っていた人も多いではないでしょうか。

麦とホップ 「魅惑のホップセッション」vs 「夏空のホップセッション」

↑横。色以外にほとんど違いは無い。
アルコール度数は4.5%以上5.5%未満という変わった表現。
100ml当たりのエネルギーは緑色の缶「魅惑の~」の方が1キロカロリー少ない。

麦とホップ 「魅惑のホップセッション」vs 「夏空のホップセッション」

↑反対の横。どちらもメタリックカラーが斬新でかっこいい。

麦とホップ 「魅惑のホップセッション」vs 「夏空のホップセッション」

↑後ろというか反対の正面?上記で述べた特徴が記載されている。

麦とホップ 「魅惑のホップセッション」vs 「夏空のホップセッション」

↑上から見たところ。全く同じ。

麦とホップ 「魅惑のホップセッション」vs 「夏空のホップセッション」

注いでみた。
色合いは全く同じ。やや薄めのストローカラーとでもいいましょうか。
撮影時期は11月。そろそろ寒くなってきているのに強めに冷やしたためグラスがすぐに汗をかいてくる。
飲みたいぜぃ。

麦とホップ 「魅惑のホップセッション」vs 「夏空のホップセッション」
↑ 泡。
非常にやや粗めのだが腰があり壊れにくく泡持ちも良い。
立ち上る炭酸は非常に多い。夏にスカッと強烈な炭酸の効いたビールをググッと飲ませる、そんな期待をさせてくれます。

では試飲の前にまずは香りから。

「クンクン。ス~~~~ッ(鼻から息を吸い込む音)。」(魅惑のホップセッションを香る)
「クンクン。ス~~~~ッ(鼻から息を吸い込む音)。」(夏空のホップセッションを香る)

うぉぉおおお!
どちらも強烈。これが新ジャンル(第3のビール)かと感心していまう香り高さ。
緑色の缶「魅惑の~」は柑橘系が強烈、爽やかかつグラッシーなライムに加え複雑なトロピカルフルーツ系の香り。
黄色の感「真夏の~」はパインにグレープフルーツの非常にストレートな香り。

香りだけでもこの2種類の実力が伺える。

では飲みます。

麦とホップ 「魅惑のホップセッション」vs 「夏空のホップセッション」

↑まずは「魅惑のホップセッション」から。
かんぱーい。
「グビっ!ズビズビズビ、、、。ごっくん。。。スーン(鼻から息を 抜く音)。」
んぐぅぁあ~~。うまいー。

麦とホップ 「魅惑のホップセッション」vs 「夏空のホップセッション」

↑次。
すぐさま「夏空のホップセッション」へとうつる。
「グビっ!ズビズビズビ、、、。ごっくん。。。スーン(鼻から息を 抜く音)。」
うぉおおお。。。
こっちも超絶旨い。

どちらも驚くほど旨い。
これがビールではなく新ジャンル、第3のビールである。
本当に恐ろしい時代になりました。

まずは両者の特徴的な味わいから。
香りの裏に隠れる味わいの本筋はほぼ同列と言えますが。
「魅惑の~」はグレープフルーツの味わいに加えトロピカルな香りがプラス「真夏の~」は、更に強い苦味に非常にストレートなグレープフルーツを中心とした味わい。
どちらも麦芽感は薄くライトボディー、ホップの力強い香りで飲ませる。
「魅惑の~」の方がボディー感はありますが、苦味は「真夏の~」の方が強い。
味わいはとてもクリアで第3のビールに有りがちな変な穀物的香り、豆の味、嫌な甘さなどはほとんどありません。よく探すと香りの裏に第3のビール特有の味わいはありますが非常にうまく隠してあります。
アルコール感や嫌な酸味もなし。
すっげーうまくまとめてあるというどこまでも感心したくなる新ジャンルです。

上記の通りボディーはありませんが真夏にうんと冷やしてガンガンのめばこんなに素晴らしい新ジャンルは絶対他にはありません。
新ジャンルの変な臭さや味わいが嫌だと言う人は絶対に一度試してほしい。(もう売ってないけど)
もともと「麦とホップ」系は(第3のビールとしては)どれも旨くて大好きですがこれら2製品は今までの常識を覆す出来栄えだと思います。

来年も絶対にぜぇ~ったいに同系列の新ジャンル(第3のビール)を発売してほしいものです。
期待しております!!

ありがとう麦とホップ 魅惑のホップセッションと夏空のホップセッション!
これからも麦とホップ 魅惑のホップセッションと夏空のホップセッション!

ごちそうさまでした!

麦とホップ 「魅惑のホップセッション」vs 「夏空のホップセッション」

※↑私にとってこれはビールがまだ残っている状態。いつも最後までしっかり飲みきっています。意地きたない・・・・。

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